車検証の再発行は、正式には「自動車検査証の再交付」といいます。道路運送車両法第70条は、自動車の使用者が、自動車検査証が滅失し、き損し、又はその識別が困難となった場合に再交付を受けられると定めています。紛失や盗難のほか、破れた、汚れて読めない、電子車検証のICタグが壊れたといった場合も対象です。手続きは、普通車や小型車などの登録車なら運輸支局か自動車検査登録事務所、軽自動車なら軽自動車検査協会で行い、手数料は2026年4月1日から450円です。このページでは、車の種類、再発行の理由、窓口へ行く人を選ぶと、必要書類のチェックリストが表示され、そのまま印刷できます。選んだ内容はお使いのブラウザの中だけで処理し、外部のサーバーへは送りません。

使い方は3ステップです。最初に、車検証に「軽自動車」と書かれているか、ナンバーが黄色か白かで車の種類を選びます。次に、なくしたのか盗まれたのか、手元にあるが破れたり汚れたりしたのかを選び、最後に使用者本人が窓口へ行くか、家族や車屋さんに代わりに行ってもらうかを選びます。表示されたチェックリストは、印刷画面でプリンターを選ぶか「PDFに保存」を選べば、窓口へ持って行くメモになります。委任状や軽自動車の申請依頼書のように、このサイトで作れる書類にはリストの中に作成ページへのリンクを付けています。

印刷の設定は「A4・縦向き」。選んだ内容はサーバーに送りません。

車検証の再発行(再交付)の公式資料

車検証の再発行(再交付)とは

車検証の再発行とは、なくした、盗まれた、壊れたなどの理由で使えなくなった自動車検査証を、新しく交付し直してもらう手続きです。法令上の名前は「自動車検査証の再交付」で、道路運送車両法第70条が「自動車検査証若しくは検査標章又は臨時検査合格標章が滅失し、きヽ損し、又はその識別が困難となつた場合」に、使用者が再交付を受けられると定めています。申請できるのは車検証に載っている使用者で、所有者ではありません。窓口は登録車と軽自動車で分かれ、どちらも使用の本拠の位置を管轄する事務所でしか受け付けません。手数料は、東北運輸局が公表した法定手数料の改定表で、検査証再交付が2026年4月1日から350円から450円に上がっています。軽自動車検査協会の再交付ページも「1件につき 450円」です。再交付を受けると、もとの車検証は使えなくなります。

項目登録車(普通車、小型車など)軽自動車
窓口使用の本拠の位置を管轄する運輸支局、自動車検査登録事務所使用の本拠の位置を管轄する軽自動車検査協会の事務所、支所、分室
申請書OCR申請書 第3号様式自動車検査証再交付申請書(軽第3号様式)
手数料450円(手数料納付書に検査登録印紙を貼る)450円
代理人が行くとき使用者の委任状(申請書に使用者の記名があれば不要とする運輸局あり)申請依頼書(手続き16番「自動車検査証再交付」)
車検証が手元にあるとき破れや汚れで読めない車検証を提出毀損などで提出できる場合は提出

北海道運輸局の案内には、窓口の考え方がわかりやすい例が載っています。「札幌」ナンバーは札幌運輸支局、「釧路」ナンバーは釧路運輸支局で申請し、釧路に引っ越していても住所変更の手続きをしていなければ申請先は札幌運輸支局です。いまのナンバーの地名を見れば、行き先はほぼ決まります。関東運輸局と北海道運輸局はいずれも、運輸局の本局の庁舎(横浜第二合同庁舎、札幌第4合同庁舎)では手続きできないと注意書きをしています。

車検証を紛失したときの必要書類(登録車)

普通車や小型車の車検証を紛失したときの必要書類は、関東運輸局の案内では、OCR申請書(第3号様式)、450円の自動車検査登録印紙を貼った手数料納付書、窓口に来た人の本人確認書類の3点が基本です。なくした理由は、申請書の「申請又は請求の事由」欄に書きます。関東運輸局は理由の例として「紛失のため。紛失した車検証を発見したら直ちに返納します。」を挙げ、理由書を添付すれば記入は不要としています。北海道運輸局は、紛失などの場合は理由書を必要書類に挙げています。本人確認書類は、関東運輸局では運転免許証、健康保険証、パスポートなど氏名と住所が確認できる身分証明書のいずれか1つで、北海道運輸局は運転免許証、マイナンバーカード、在留カードなどを挙げ、職場の身分証明書は使えないとしています。申請書と手数料納付書は窓口で配っており、印紙も運輸支局の近くで売っています。

書類内容入手先
申請書(OCR 第3号様式)「申請又は請求の事由」欄に再交付の理由を書きます運輸支局の窓口。国土交通省のサイトからも印刷できます
手数料納付書自動車検査登録印紙450円を貼ります運輸支局の窓口。印紙は支局の近くで販売
理由書紛失や盗難のいきさつを書きます。申請書の理由欄に書けば不要とする運輸局があります各運輸局の様式
本人確認書類窓口に来た人の運転免許証など本人が持参
委任状代理人が行く場合。申請書に使用者の記名があれば不要とする運輸局があります委任状を作る

代理人が行く場合の扱いは、運輸局によって書き方が違います。関東運輸局は「使用者の委任状(申請書に車検証に記録されている使用者の記名があれば不要)」とし、北海道運輸局も委任状は「押印・署名不要」、申請書に記名があれば不要としています。一方で東北運輸局のよくある質問では、代理人が申請する場合の書類として、使用者が記名した委任状と「再交付に係る使用者の理由書」の両方を挙げています。家族や車屋さんに頼むときは、管轄の運輸支局の案内を一度確認してから書類をそろえると、窓口で足りないものが出にくくなります。

OCR申請書は印刷の条件があります:第3号様式は機械で読み取る申請書です。国土交通省は、自宅で印刷する場合はA4の白色の普通紙に「実際のサイズ」で印刷すること、インクジェットプリンターは避けることなどの条件を示しています。迷ったら窓口でもらう用紙を使ってください。このサイトでは申請書と手数料納付書は作っていません。

軽自動車の車検証を再発行する方法

軽自動車の車検証の再発行は、使用の本拠の位置を管轄する軽自動車検査協会の事務所、支所、分室で申請します。協会の「自動車検査証(車検証)の再交付」のページが挙げる必要書類は、自動車検査証再交付申請書(軽第3号様式)、毀損などで提出できる場合の自動車検査証、使用者以外の人が手続きする場合の申請依頼書の3つで、手数料は1件につき450円です。申請書は協会のサイトからダウンロードできるほか、事務所や支所の窓口でも手に入ります。代わりに行く人が使う申請依頼書は、様式5の手続き一覧から「16 自動車検査証再交付」に○を付け、代理人の氏名と住所、車両番号と車台番号を書きます。協会のページには、登録車の案内にある理由書や本人確認書類は必要書類として載っていませんが、事務所ごとの運用もあるので、不安なら管轄の事務所に確認しておくと確実です。申請書類は業務受付時間内に出す必要があり、協会は記入にかかる時間も見込んで早めに来るよう案内しています。

書類内容
自動車検査証再交付申請書(軽第3号様式)協会のサイトからダウンロード、または窓口で入手
自動車検査証破れや汚れで、提出できる状態のものがある場合
申請依頼書使用者以外の人が手続きする場合。手続き番号16に○。申請依頼書を作る
手数料1件につき450円

軽自動車検査協会のよくある質問(Q.4-004)によると、令和5年12月末までに再交付した車検証は備考欄に「再交付」と印字され、令和6年1月以降に再交付した車検証はICタグ内に「再交付」が記録されます。券面だけを見ても、再交付を受けたかどうかはわからない作りです。

電子車検証の再発行と自動車検査証記録事項

電子車検証は、2023年1月4日以降に新規登録や継続検査などをした車に交付されている、A6サイズ相当の厚紙にICタグを貼った車検証です。券面には基礎的な情報だけが載り、使用者や所有者、有効期間などいまの情報はICタグに入っています。再発行の手続きと手数料は紙の車検証と同じです。電子車検証ならではの再発行の理由として、国土交通省の電子車検証特設サイトは、洗濯機に入れて券面が読めなくなった場合やICタグが破損した場合に、管轄の運輸支局等で再交付申請をするよう案内しています。車検証閲覧アプリで読み取ったときにICタグの破損を示すエラーが出た場合も同じ扱いです。同サイトは「ICタグを切り取ると無効な車検証となる」とも書いており、ICタグの部分を折り曲げないよう注意しています。

電子車検証と一緒に渡される「自動車検査証記録事項」は、ICタグの中身を紙で確認するための補助的な書面で、車検証そのものではありません。特設サイトは、記録事項は車検証のように車両運行時に自動車に備え付ける義務はないとしています。記録事項だけをなくした場合は車検証の再発行は要らず、車検証閲覧アプリでPDFをダウンロードし直すか、運輸支局等の窓口付近の端末で印刷できます。なお、窓口での記録事項の配布は、券面の記載事項に変更のない検査手続きでは2025年12月末で終わり、それ以外の手続きでも2027年12月末で終わる予定です。

見つかった古い車検証は使えません:電子車検証特設サイトは、車検証を紛失して再交付を受けた後に古い車検証が見つかり、それをアプリで読み取ると「車検証は無効です」のエラーになる例を挙げています。関東運輸局の理由の記入例どおり、見つかった古い車検証は返納します。

車検証が無いまま運転した場合

車検証が無いまま車を運転すると、道路運送車両法違反になります。第66条第1項は「自動車は、自動車検査証を備え付け、かつ、国土交通省令で定めるところにより検査標章を表示しなければ、運行の用に供してはならない。」と定め、第109条第9号は、自動車検査証を備え付けずに自動車を運行の用に供した者を50万円以下の罰金としています。車検の有効期間が残っていても、車に車検証を載せていなければこの条文に当たります。電子車検証特設サイトも、電子化の後も車両運行時には車検証を自動車に備え付ける義務があると明記しています。運輸局や軽自動車検査協会の再交付の必要書類に車両の持ち込みは入っていないので、窓口へは電車やほかの車で行けば足ります。車検証が見当たらないときは、まず車内のダッシュボードや書類入れ、車を買った店に預けていないかを確かめ、見つからなければ早めに再交付を受けてください。

写しで代わりにならない場面は運転だけではありません。長野運輸支局の移転登録(名義変更)の案内は必要書類の最初に自動車検査証を挙げており、軽自動車検査協会の名義変更の必要書類にも自動車検査証が入っています。売却や名義変更の予定がある車は、車検証の再交付を先に済ませておくと、手続きがその場で止まりません。

車検証が盗まれたときの届出と理由書

車上荒らしなどで車検証が盗まれたときは、まず警察に被害を届け出て、届け出た警察署名と受理番号を控えておきます。東北運輸局が公開している理由書の様式は、紛失用と盗難用に分かれていて、どちらにも「届出警察署名」と「届出年月日及び受理番号」を書く欄があり、紛失用には届出が受理されなかった場合の理由を書く欄もあります。理由書の本文は、発見された場合は速やかに返納し、事故や他人への損害が生じた場合は責任を負うと誓約する形です。様式は運輸局ごとに違いますが、警察への届出の情報を聞かれる前提で準備しておくと、窓口で書き直しになりにくくなります。車ごと盗まれた場合は車検証の再発行とは別の話になるので、警察と管轄の運輸支局に相談してください。

状況控えておくこと
車検証だけを盗まれた届け出た警察署名、届出年月日、受理番号、盗まれた場所と状況
どこかでなくしたなくした日と場所、探した内容。遺失の届出をしていれば警察署名と受理番号
検査標章(ステッカー)もなくした車検証と同時に検査標章の再交付も申請します(関東運輸局の案内では検査標章の再交付は400円)

道路運送車両法施行規則第41条の2は、検査標章の再交付を申請する人に自動車検査証の提示を求めつつ、自動車検査証の再交付の申請と同時にする場合は除くとしています。車検証とステッカーを一緒になくしたときは、同じ日にまとめて申請すれば足ります。

所有者がローン会社や販売店の場合

ローンで買った車のように、車検証の所有者がローン会社や販売店になっている場合でも、車検証の再発行は使用者が申請できます。道路運送車両法第70条は再交付を受けられる人を「自動車又は検査対象外軽自動車の使用者」としており、関東運輸局、北海道運輸局、軽自動車検査協会の必要書類の一覧にも、所有者の委任状や承諾書は入っていません。所有者に連絡しないと再発行できないということはありません。ただし、引っ越しや結婚で使用者の住所や氏名が変わったまま変更の手続きをしていない場合は、北海道運輸局の例のとおり、申請先は今のナンバーを管轄する事務所のままです。住所や氏名の変更の手続きは再交付とは別の手続きで、所有者が関わる書類が加わることもあるので、まとめて片づけたいときは管轄の窓口に確認してください。会社の車で、使用者が法人の場合も同じく使用者として申請します。

車屋さんへ:お客様の車検証の再発行を頼まれたら

車検証の再発行は、整備工場や販売店がお客様から頼まれやすい手続きです。車検の入庫時に車検証が無いと気づくこともあれば、車上荒らしの後に相談を受けることもあります。登録車なら委任状か申請書への使用者の記名、軽自動車なら申請依頼書が要り、手数料はどちらも450円です。お客様に記名してもらう書類を最初の来店でそろえておけば、窓口へ行くのは1回で済みます。顧客台帳に車検証の写しや自動車検査証記録事項のPDFを残しておくと、ナンバーや車台番号をすぐ確認でき、申請依頼書や委任状を作るときの写し間違いも減らせます。整備システム・整備ソフト DREAM POWER には、オプションとして申請書類システムを追加でき、日本カーネットのオプション一覧では「各種申請書類の作成を行いたい会社様にオススメ」と案内しています。登録済みの顧客と車両のデータから各種申請書類を作成できるので、手書きで毎回写す手間が減ります。

販売店・整備工場の方へ

申請書類、毎回手で書いていませんか

整備システム・整備ソフト DREAM POWER は、申請書類システムを追加すると、登録してある顧客・車両データから各種申請書類を作成できます。車両販売・整備・OSS申請まで同じデータでつながります。

申請書類システムについて相談する(無料)

一般の方へ:車検証の再発行を任せたい

平日に運輸支局や軽自動車検査協会へ行く時間が取れない場合は、いつも車検や整備を頼んでいる車屋さんに相談する方法があります。登録車は委任状か申請書への使用者の記名、軽自動車は申請依頼書があれば、使用者本人が窓口へ行かなくても手続きできます。頼むときは、なくした日と場所、盗難なら届け出た警察署と受理番号をメモにして渡すと、理由書がすぐ書けます。手数料は450円ですが、代行を頼む場合は別に代行の費用がかかることがあるので、先に確認しておきましょう。車検証が無いまま運転すると50万円以下の罰金の対象になるので、再発行が終わるまで車を使わずに済む段取りを一緒に相談してください。お近くの店舗は全国の車屋さんを探す(CarDex)から探せます。

一般の方へ

手続きを、近くの車屋さんに任せる

書類の準備や窓口での手続きに不安があるときは、お近くの販売店・整備工場に相談できます。地域ごとに車屋さんを探せます。

全国の車屋さんを探す(CarDex)

車検証の再発行に関するよくある質問

車検証の再発行の手数料はいくらですか。
2026年4月1日から450円です。東北運輸局が公表した法定手数料の改定表で、検査証再交付は350円から450円に変わっています。登録車は手数料納付書に450円の自動車検査登録印紙を貼り、軽自動車も軽自動車検査協会の案内で1件につき450円です。代行を頼む場合の費用は別です。
車検証の再発行はどこでできますか。
登録車は、使用の本拠の位置を管轄する運輸支局か自動車検査登録事務所、軽自動車は管轄の軽自動車検査協会の事務所、支所、分室です。いまのナンバーの地名が目安で、住所変更をしていなければ前の住所の管轄で申請します。管轄外の窓口や、運輸局の本局の庁舎では手続きできません。
代わりに家族が手続きできますか。
できます。登録車は使用者の委任状を用意しますが、関東運輸局や北海道運輸局は、申請書に使用者の記名があれば委任状は不要としています。東北運輸局は代理人の場合に使用者の理由書も挙げています。軽自動車は申請依頼書の手続き16番「自動車検査証再交付」に○を付けて提出します。
自動車検査証記録事項をなくしたら再発行が必要ですか。
車検証の再発行は要りません。記録事項は電子車検証のICタグの中身を確認するための補助的な書面で、車に備え付ける義務もありません。車検証閲覧アプリでPDFをダウンロードし直すか、運輸支局等の窓口付近の端末で印刷できます。
車検証が無いまま運転するとどうなりますか。
道路運送車両法第66条第1項に違反し、第109条第9号により50万円以下の罰金の対象です。車検の有効期間が残っていても、車検証を備え付けていなければ当たります。再交付の窓口へ車を持ち込む必要はないので、車は使わずに手続きを済ませてください。
再発行した後で古い車検証が見つかったら使えますか。
使えません。再交付後の古い車検証は無効で、電子車検証特設サイトは、古い車検証をアプリで読み取ると無効のエラーが出る例を挙げています。関東運輸局の理由の記入例どおり、見つかった車検証は返納します。
ローン中で所有者がローン会社ですが、再発行できますか。
できます。道路運送車両法第70条で再交付を受けるのは使用者とされ、運輸局や軽自動車検査協会の必要書類にも所有者の書類は入っていません。住所や氏名の変更の手続きを一緒にする場合は別の書類が要るので、管轄の窓口に確認してください。
お客様の車検証の再発行や申請書類の作成を効率化するには?
再発行や名義変更の代行が多い整備工場や販売店は、顧客と車両のデータを入力済みの自動車整備システム(自動車整備ソフト)から委任状や申請書類を作る形にすると、ナンバーや車台番号の写し間違いが減ります。車の仕入れと販売もする店は、車両販売システム(車販ソフト)と同じデータでつながるかも見ておきたいところです。整備システム 比較で候補を絞るときは、整備ソフト おすすめの評判だけで決めず、整備ソフト 安いかどうかと、整備システム リースなしで導入できるかもあわせて確認すると選びやすくなります。整備システム・整備ソフト DREAM POWER は、オプションの申請書類システムで各種申請書類を作成できます。

出典